ストーリー
「終わらない悪夢」(R15)
嫌だ
眠りたくない。
私は心に深い闇を纏った。
事の発端は
全ての始まりは
あの日からだった。
腕に残るナイフが刺さった瞬間の、あの感触…
「正当防衛」という名に保護された「殺人」
あの日、間違いなく私は人を殺した。
何度も
何度も何度も私はあの場所で目を覚ます。
蘇る、あの時嗅いだ古民家の匂い。
頭の中に聞こえてくる、苦しみ助けを懇願する殺された者たちの声…。
数々の治療を試すも体調は悪化するばかり。
私の体にはもう限界が近づいていた。
ある日、知人の紹介で会った霊媒師に、こう言われた。
「悪夢を終わらせる為には、自分で悪夢に打ち勝つ必要がある」
そう言って、霊能者は私にある物を差し出してくれた。
「今晩はこれを持って寝なさい。そして、向こうに行ったら迷える霊たちの声をしっかりと聞くのです」
今晩、私は決心し 床につく。
この悪夢を終わらせる為に。