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長野県S市北部、阿良川山系羅出山。 その山腹を貫く、廃止された国道のちょうど真ん中・・・
今は使われていないトンネル内に、その研究所はあった。
桜稜大学理学部地球科学科附属
阪本地層地質学研究所 活断層密集地域にあり、胎弱な地質を持つ羅出山・・・ その成り立ちとメカニズムの研究のため、
桜稜大学が1991年に設置したものである。 しかし、設置からわずか3年後、周辺の活断層を
震源とするM8.8の地震が発生。 職員に死者は居なかったものの、致命的な被害を受けた
として、地震から半年後に研究所は閉鎖された。 行われていた研究の成果や論文の発表もなく、
トンネルの中の研究所は、闇の中に遺棄された。 「羅出山は近々、山体崩壊を起こすー
そんな言説が近年、研究者たちの間で囁かれている。 歴史上、幾度も大地震に見舞われてきた羅出山が、 いつか何の前触れもなく崩壊するのではないかと 言うのだ。羅出山一帯の研究は長年、桜稜大学の
テリトリーであり、他の研究者が付け入る隙が無かった。 研究所が閉鎖され、母体である桜稜大学も、不祥事に より解散命令を受けて消滅。誰も崩壊の学術的根拠
を示すことができないまま、膠着状態が続いていた・・・。
しかしこの度ついに、日本の地質学会が動き出す。 遺棄された研究所内を非公式に捜索し、山体崩壊の
根拠となるような成果レポートを持ち帰ろうというのだ。 白羽の矢が立ったのは、あなたを含む
数人の“廃墟探検家”たち…・。 長年、誰も立ち入れなかったその内部で
あなたたちを待っていたのは、驚くべき真実だった…。