ストーリー
「救出」
あの悪夢の様な出来事から数日が経過した。
鮮明な記憶のせいで、あたかも昨日の事の様に感じる。
確かに胸に突きつけられた包丁の感覚。
決して悪夢なんかでは無い、リアルな
今まで経験した事の無い出来事の数々。
あれ以降、不動産屋に問い合わせても連絡が通じない。
タンスの中から聞こえた声、
あれは確かに女性だった。
殺されるから通報しないでと懇願する あの怯えた声。
彼女はまだ生きているのだろうか。
忘れようとしても毎晩のように頭の中で声が聴こえる。
そしてある日、私は意を決した。
再度、あの家へ行く決意を。
彼女を救出するために。