2026年3月26日(木) 〜 2026年12月12日(土) 早朝の駅は、まだ静かだった。
始業前のひととき、あなたは駅の倉庫で古い書類の整理をしていた。
そのとき、不意に扉が開いた。
「……あの! 謎鉄の駅員さんですよね!?」
振り返ると、白衣を身に着けた見慣れない青年が立っていた。
息を切らし、ひどく焦った様子で、あなたを見つめている。
「助けてください。時間が、ないんです」
戸惑いながら話を聞くと、彼は信じがたいことを口にした。
自分は100年前――1926年から来た研究者であること。
実験中の装置に触れ、誤ってこの時代へ飛ばされてしまったこと。
そして、その装置はすでに壊れていること。
「僕を、助けてください」
装置を修理するための手がかりは、彼の尊敬する博士が、謎鉄沿線の各地に残したのだという。
それを見つけ出し、なんとしてでも元の時代へ戻らせなければならない。
もし戻れなければ――彼の存在が時間を歪ませ、やがて謎鉄の歴史そのものが崩れてしまう。
あなたは、青年を見た。
そして、静まり返った駅を見回し、心を決めた。放っておくわけにはいかない。
こうしてあなたは、時間を越えて現れた一人の研究者とともに、謎鉄沿線を巡る、不思議な旅へと踏み出すことになった。